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COLUMN/体験談

吉方位に導かれて、三輪山へ。
ずっと行きたかった山を歩いた話

大神神社の大鳥居
大神神社の大鳥居。道の向こうに三輪山を望む

旅行を計画するとき、私はいつも吉方位を調べてから行き先を決めています。今回、その方角に含まれていたのが、以前からずっと気になっていた三輪山でした。

結婚記念日には毎年旅行に出かけていたのですが、家族に迎えたワンコ(最初は戸惑いながらも、今ではすっかりメロメロです)が来てからは、なかなか旅行に出られなくなっていました。それでも2024年5月9日——ちょうど結婚記念日(5月10日)の前日、娘がワンコの留守番を引き受けてくれたおかげで、念願だった三輪山へようやく行くことができました。

三輪山・大神神社ってどんな場所?

三輪山の麓に佇む大神神社(おおみわじんじゃ、奈良県桜井市)は、日本の神道でも特に古い信仰の形を今に伝える神社です。祀られているのは大物主大神(おおものぬしのおおかみ)。縁結びや国土開発の神として知られています。

この神社には、実は本殿がありません。三輪山そのものが御神体とされているためで、信仰の対象は山全体。日本書紀にも記される、2000年近く続く信仰の中心地です。

大神神社の拝殿
大神神社の拝殿。本殿を持たず、三輪山そのものが御神体とされる

登山ではなく「登拝」

三輪山は「登る」のではなく「登拝する」場所です。入山には狭井神社での受付が必要で、登拝料は一人300円。山内での写真撮影・飲食は禁止されており、正月三が日など登拝そのものができない日もあります。標高は467mとそれほど高くありませんが、神聖な場所である分、事前に作法を知っておくのが安心です。

三輪山参拝のご案内パンフレット
三輪山参拝のご案内パンフレット。急坂やぬかるみの注意箇所まで書かれている

【注意】受付は午前中まで。下山は午後3時までと決まっています。

三輪山の登拝口
狭井神社そばの登拝口。ここから先は「登山」ではなく「登拝」

実際に登ってみて

三輪山参拝の襷をかけた夫婦(顔は加工済み)
登拝口にて。「三輪山参拝」の襷をかけて出発

ゴールまでの距離だけ見ると近く感じたのですが、実際に登拝してみると3時間ほどかかりました。途中、結構きつい斜面もあります。裸足で登拝している方も見かけましたが、怪我や体調不良のもとになるので、きちんとした靴での登拝をおすすめします。

道中では、すれ違う人と自然に挨拶を交わす場面が何度もありました。「この人たちも、同じような気持ちでここに来ているんだろうな」と感じる瞬間で、導かれた人同士だなあと、ひとりで勝手に納得していました(笑)。

体力は思っていたよりも必要で、折り返してからの下りでは膝が痛くなってきました。普段からの運動が大事だと痛感しました。

呼ばれた、というほど劇的な感覚があったわけではありません。ただ、前々からずっと気になっていた山ではありました。今振り返ると、気になっていたこと自体が「おいでおいで」と呼ばれていたサインだったのかもしれません。

狭井神社の御神水
狭井神社の御神水。三輪山から湧き出るご神水
大神神社のなで兎
大神神社の「なで兎」
大神神社の御朱印(令和六年五月九日)
いただいた御朱印。令和六年五月九日の日付

まとめ

吉方位を調べて旅先を決めるという方法は、行き先選びに一つの理由を与えてくれます。「なんとなく気になっていた場所」が方角と重なったとき、それは案外、行くべきタイミングのサインなのかもしれません。

次の旅先を探すときは、あなたの吉方位も調べてみませんか。

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